2024年7月29日月曜日

ミヒャエル・アンドレアス・へリンガーさんのピアノ・リサイタル

 エリーです。7月26日は、ミヒャエル・アンドレアス・へリンガーさんのピアノ・リサイタルに行きました。金曜日なので、夜7時からです。場所は東京オペラシティのリサイタルホールです。7月12日に行ったコンサートホールと同じ場所ですが、今回はそれよりも小さいホールでリサイタルが行われました。

 チケットは、アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタルに行ったついでに、オペラシティのチケットセンターで取りました。有名な曲が多くて、演奏曲目が良かったからです。


 今回のリサイタルのプログラムは


モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27‐2「月光」

リスト:コンソレーション 第3番

    愛の夢

サン・サーンス(リスト編):死の舞踏

ラフマニノフ:ヴォカリーズ

リスト:メフィストワルツ 第1番

ラフマニノフ:前奏曲 ロ短調 作品32‐10

リスト:ラ・カンパネラ

でした。


 演奏の前に挨拶の言葉がありました。ミヒャエル・アンドレアス・へリンガーさんが「来てくれてありがとう。」というようなことを英語でおっしゃっていたのが分かりました。通訳の方がそばで日本語訳して下さったので良かったです。

 先々週アレクサンダー・ガジェヴさんのコンサートに行った時は、アンケートを書く時に英語が分からなかったですが、ヒヤリングも難しいと思いました。

 

 最初の曲は「モーツァルト幻想曲 ニ短調 K.397」で、切ないメロディーがとても良かったです。聴きほれてしまいました。


 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」は第3楽章が良かったと思います。力強い曲でした。

 自由席で前から2列目に座ったので、ペダルを踏むところもよく見えました。「月光」の第3楽章の中で「私だったら曲のここでペダルを踏むなあ」と思っていた部分でへリンガーさんがペダルを踏んでいました。もちろん「月光」は難しい曲なので、私はまだ弾くことができませんが、私自身がそれだけピアノに慣れてきたせいかなと思います。

 「月光」は家に2枚CDがあって、マウリツィオ・ポリーニさんの演奏とエミール・ギレリスさんの演奏があってよく聴いています。演奏をよく聴くこともピアノに慣れる近道かなと思います。


 休憩の後はサン・サーンスの「死の舞踏」で、私の好きな曲です。これも力強くてリズム感があって良かったと思いました。「こんなかっこいい演奏が私にもできたらなあ」と思います。


 アンコールは2曲でした。

 1曲目はミヒャエル・アンドレアス・へリンガーさんが作曲された「ALL OF MY LOVE」という曲で、きれいな曲でした。

 2曲目はショパンの「エチュード 10‐4」でした。色々な曲が聴けて良かったです。


 ミヒャエル・アンドレアス・へリンガーさんという方は、リストの血統を受け継ぐ方だそうで、歌手、作曲家、動画クリエイターとしても活躍されているそうです。YouTubeチャンネルもあるそうで、これから見てみたいと思います。

2024年7月22日月曜日

アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタル2

 エリーです。7月12日にアレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタルに行ってきました。金曜日なので、リサイタルの時間は夜7時からです。場所は東京オペラシティ コンサートホールです。アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタルは去年11月にも行きました。今年もまたリサイタルに行けるチャンスがあって良かったです。


 去年のことは「アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタル」というブログに書いていますので、興味のある方は読んでみて下さいね。


 今回のリサイタルのプログラムは

コリリアーノ「オスティナートによる幻想曲」

ベートーヴェン(リスト編)「交響曲7番から 第2楽章アレグレット」

リスト「詩的で宗教的な調べ」から葬送曲

スクリャービン「練習曲」op.65 op.8 op.42から

ショパン「24の前奏曲」op.28から 第23、22、18、13、10、2番

スクリャービン「ピアノ・ソナタ第9番 黒ミサ」

ベートーヴェン「エロイカの主題による変奏曲とフーガ」op.35

でした。

 

 最初の1曲目は、コリリアーノの「オスティナートによる幻想曲」で、全然聴いたことのない曲でした。演奏されることの少ない曲だそうです。最初はピアノの音が小さく、最後の方は大きくて抑揚がついていました。本当に上手に演奏されていて、すごく良かったです。

 正直言って、前半のプログラムは知らない曲が多くて、演奏中にプログラムのどの曲を演奏しているのかが分からなかったので、あらかじめ聴いておいて予習してくれば良かったと思いました。


 後半はショパンの「24の前奏曲」から始まりました。第23番ヘ長調と、第2番イ短調が良かったです。とても良い曲でピアノの音がきれいでした。

 

 アンコールは

ショパン「4つのマズルカ」より作品6‐1、作品63‐3

    「ポロネーズ第6番 英雄」

    「マズルカ」作品68‐2

の4曲でした。

 

 この中ではポロネーズ第6番の「英雄」が力強くリズム感があって良かったと思いました。アンコールの時は観客が立ち上がって拍手を送り、スタンディングオベーションでした。  


 今回、私は1階の前から3列目というとても良い席で聴くことができました。アンコールの後で最後拍手をしている時に、一瞬アレクサンダー・ガジェヴさんと目が合ったような気がしました。チケット代は6000円で少し高かったのですが、近くで聴けて良かったです。


 私もピアノを習い始めましたが、人前に出るのが苦手なので、「自分なら緊張してしまってこんな大勢の人の前で演奏できないな」と思いました。ですので、ピアニストの方は本当にすごいなと思います。私ももっと頑張ろうと思いました。


 クラシック音楽のリサイタルの後は、アンケートを書くことがよくあります。リサイタルの感想などを書くのです。今までは紙に書けば良かったのですが、今回はQRコードで読み取ってスマホで入力することになりました。

 その中で、アレクサンダー・ガジェヴさんへのメッセージを書く欄があって、「英語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、フランス語のどれかで書いて下さい」との指示があって、びっくりしました。リサイタルのアンケートで、日本語以外で書くというのは初めてだったからです。(リサイタルの感想の方は日本語で大丈夫でした。)

 本当は「アレクサンダー・ガジェヴさんがショパンコンクールで演奏されていた《バラード》と《舟歌》が好きです。」と書きたかったのですが、「I like Ballade and Barcarolle.」だけになってしまいました。これだけで通じるかどうか分かりません。もう英語を忘れてしまっていて、自分の英語力の無さを痛感しました。


 楽しかったので、来年もまた機会があればピアノ・リサイタルに行きたいです。英語ももっと勉強してから行かなければいけないかなと思います。

2024年7月8日月曜日

折りたたみ電子ピアノを購入して

 エリーです。ピアノは3年前に独学で始めたのですが、本格的にピアノを習い始めたので、折りたたみ電子ピアノを購入しました。88鍵盤の電子ピアノと、椅子とスタンドのセットです。島村楽器のオンラインストアですので、楽器屋さんのピアノだから安心かなと思いました。

 しかし、楽譜立てが小さいことと、サスティンペダルが固定できず、演奏中に動いてしまうことが気になりました。(サスティンペダルとはピアノの音を伸ばすために必要なものです。)

 そこで、牛乳パックを使ってこれらの問題を解決しようと思いました。

 

 まず、楽譜立てです。

 以前、「リモコンスタンドと本立てを作って 牛乳パック工作Part2

というブログを書きましたが、ここで作った本立ての一部に新しく作ったものを付け足すことにしました。

 

 まず、牛乳パックをこんな風に切って折ります。



 折り紙を用意して牛乳パックの内側に貼ります。




 牛乳パックの内側に貼ったところです。



 次は牛乳パックの外側の文字が書いてあるところに折り紙を貼ります。1枚だと透けてしまうので、スティックのりで2枚を貼り合わせます。



 貼り合わせたところです。



 牛乳パックに貼ります。



 貼り終わったところです。内側がブルー系で、外側がピンク系になりました。



 以前作ったものと組み合わせてクリップで止めます。実は牛乳パックを間違えて小さく切ってしまって以前と同じ形にはなっていませんが、後になってこれで良かったことが判明します。



 こんな風に、折り紙を貼った牛乳パックの上の方にもクリップで止めてつなぎ合わせ、楽譜立てに大きい洗濯ばさみで止めて、出来上がりです。


 これは白紙ですが、コピーした楽譜をこんな風に乗せることができます。小さい楽譜立てだと2ページしか見られませんが、これだと6ページ見ることができます。ページ数が多い楽譜だと一人ではなかなかページをめくれないので、重宝します。


 楽譜の本を乗せた場合、こんな風にストッパーになるので使いやすいです。ここが最初間違えて切ってしまったかなと思った部分ですが、やり直さなくて良かったです。



 次はサスティンペダルを固定する物を牛乳パックで作りました。牛乳パックを7本使いました。

 こんな風に切った牛乳パックを2つ用意します。この部分だけ母の意見も聞きながら作りました。


 こんな風にスタンドの下につけます。


 これをこんな風に斜めに切ります。



 サスティンペダルを固定するための、複雑に切った赤い牛乳パックを左に置きました。(分かりにくいですが、左の方に少し赤が見えています。)こちらも斜めに切りました。右側の切り口がギザギザになっている部分がありますが、そこは間違えて切った部分です。黒いのはサスティンペダルです。



 そして、上の写真の赤い牛乳パックの四角い部分を下の写真のように折って、ボンドで付けました。ここはサスティンペダルが動かないようにするための部分になります。上の方が四角柱で、下の方は三角柱にしました。なんとなく折ったのですが、上手くいきました。あと、間違えてギザギザに切った部分に、牛乳パックの切れ端を付け足して合わせて、ボンドで付けました。



 洗濯ばさみとクリップでボンドが乾くまで固定しているところです。



 こんな風に置いてみました。両方の牛乳パックを斜めに切ったのは、ペダルが踏みやすいようにするためです。本当はこれだけでもペダルが動かないのですが、もっと丈夫にします。



 ちょっと牛乳パックがたわんでいます。ペダルを置く部分が弱いとすぐに壊れてしまうので補強した方が良いと思いました。



 こんな風に四角い牛乳パックの切れ端があったので、サスティンペダルを置く部分にボンドで貼って補強しました。



 次は、縦に置く牛乳パックをこんな風に切って2つ用意しました。


右側です。



縦と横の牛乳パックを合わせてボンドで貼りました。


こんな風に置きます。左側です。



 こちらも同じようにボンドで貼りました。



 この細い部分が弱いので補強します。



 牛乳パックの切れ端を付けて、ボンドが乾くまでクリップを付けておきます。



 スタンドは左側の方が長いので、小さい牛乳パックの切れ端を筒形にしてストッパーにします。



 牛乳パックを左右並べてみました。赤い牛乳パックを左側の牛乳パックに差し込みます。




 真ん中に間が空いてしまったので、写真の中央の下のように牛乳パックを切って、左の赤い牛乳パックの上に被せます。



 被せたところです。隙間がなくなりました。


 左右の牛乳パックが動かないように固定する物が必要になりました。まず、厚紙をこんな風に折ります。



 そして、ボンドで貼ります。乾くまでクリップで止めておきます。



 こんな風に並べました。この厚紙をまず右側に差し込みます。





 右側の牛乳パックに厚紙を差し込んだところです。こんな風になります。左側の牛乳パックが差し込みやすいように、あえて右側の牛乳パックの出っ張った部分を残しておきました。





 

 これで右側と左側が繋がりました。

 できたものに今度は折り紙を貼っていきます。まず、楽譜立てを作った時と同じように牛乳パックの字が透けて見えないよう折り紙を2枚貼り合わせます。

 そして、折り紙を貼っていきます。




 厚紙にも星の折り紙を貼ったところです。


 牛乳パックの内側には水色の無地の折り紙を貼ります。


 折り紙を貼ったものを並べていきます。







 出来上がりです。



 上の写真は楽譜立てと、サスティンペダルを固定する牛乳パックを全部並べてみたところです。

 ペダルもきちんと固定できましたし、牛乳パックを斜めに切った部分がちょうど良くてペダルを踏みやすいです。良い物ができました。


 これから肝心なのはピアノの練習です。今まではピアノのレンタルハウスやデイケアで一週間に一~二回練習しているだけだったので、毎日ピアノが弾ける生活に憧れていました。でも、毎日練習するのは思っていたよりも大変です。先生のおっしゃったことをその次の週にはできるようにしようと思うと練習をさぼれません。

 今は色々な曲をハ長調の簡単バージョンで練習していますが、私は三拍子の曲がつかみやすいような気がします。特にワルツはノリがいいような気がして、チャイコフスキーの「花のワルツ」やワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」などを練習していると楽しくて仕方がないです。きっと、前世ではワルツを踊り狂っていたに違いありません。

 「エリーさんはベートーヴェンやモーツァルトなどのカチッとした曲よりも、ショパンなどロマン派の曲を感情込めて弾くのが合っているようですね。」と先生はおっしゃっていました。私自身もショパンが好きで、よく聴いているので、これからもっと練習しようと思います。