エリーです。7月12日にアレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタルに行ってきました。金曜日なので、リサイタルの時間は夜7時からです。場所は東京オペラシティ コンサートホールです。アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタルは去年11月にも行きました。今年もまたリサイタルに行けるチャンスがあって良かったです。
去年のことは「アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノ・リサイタル」というブログに書いていますので、興味のある方は読んでみて下さいね。
今回のリサイタルのプログラムは
コリリアーノ「オスティナートによる幻想曲」
ベートーヴェン(リスト編)「交響曲7番から 第2楽章アレグレット」
リスト「詩的で宗教的な調べ」から葬送曲
スクリャービン「練習曲」op.65 op.8 op.42から
ショパン「24の前奏曲」op.28から 第23、22、18、13、10、2番
スクリャービン「ピアノ・ソナタ第9番 黒ミサ」
ベートーヴェン「エロイカの主題による変奏曲とフーガ」op.35
でした。
最初の1曲目は、コリリアーノの「オスティナートによる幻想曲」で、全然聴いたことのない曲でした。演奏されることの少ない曲だそうです。最初はピアノの音が小さく、最後の方は大きくて抑揚がついていました。本当に上手に演奏されていて、すごく良かったです。
正直言って、前半のプログラムは知らない曲が多くて、演奏中にプログラムのどの曲を演奏しているのかが分からなかったので、あらかじめ聴いておいて予習してくれば良かったと思いました。
後半はショパンの「24の前奏曲」から始まりました。第23番ヘ長調と、第2番イ短調が良かったです。とても良い曲でピアノの音がきれいでした。
アンコールは
ショパン「4つのマズルカ」より作品6‐1、作品63‐3
「ポロネーズ第6番 英雄」
「マズルカ」作品68‐2
の4曲でした。
この中ではポロネーズ第6番の「英雄」が力強くリズム感があって良かったと思いました。アンコールの時は観客が立ち上がって拍手を送り、スタンディングオベーションでした。
今回、私は1階の前から3列目というとても良い席で聴くことができました。アンコールの後で最後拍手をしている時に、一瞬アレクサンダー・ガジェヴさんと目が合ったような気がしました。チケット代は6000円で少し高かったのですが、近くで聴けて良かったです。
私もピアノを習い始めましたが、人前に出るのが苦手なので、「自分なら緊張してしまってこんな大勢の人の前で演奏できないな」と思いました。ですので、ピアニストの方は本当にすごいなと思います。私ももっと頑張ろうと思いました。
クラシック音楽のリサイタルの後は、アンケートを書くことがよくあります。リサイタルの感想などを書くのです。今までは紙に書けば良かったのですが、今回はQRコードで読み取ってスマホで入力することになりました。
その中で、アレクサンダー・ガジェヴさんへのメッセージを書く欄があって、「英語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、フランス語のどれかで書いて下さい」との指示があって、びっくりしました。リサイタルのアンケートで、日本語以外で書くというのは初めてだったからです。(リサイタルの感想の方は日本語で大丈夫でした。)
本当は「アレクサンダー・ガジェヴさんがショパンコンクールで演奏されていた《バラード》と《舟歌》が好きです。」と書きたかったのですが、「I like Ballade and Barcarolle.」だけになってしまいました。これだけで通じるかどうか分かりません。もう英語を忘れてしまっていて、自分の英語力の無さを痛感しました。
楽しかったので、来年もまた機会があればピアノ・リサイタルに行きたいです。英語ももっと勉強してから行かなければいけないかなと思います。