2019年2月21日木曜日



ようやく寒波が過ぎ去り、少しずつ春の陽気を感じられる季節になってきましたね。ということは「花粉」に悩まされる季節がやって来たということなのですが


ポスター
さて、わたくし、去る216日(土)に、大和市障害者自立支援センターに併設されているCaféふらっとで催された「Café Live Vol.49」というミニコンサートへ行ってまいりました。「春への誘い」と題した声楽家の独唱会です。なぜ大和市の施設へ?と申しますと、わたくし、大和市障害者自立支援センターへは、シェーン相模大野のメンバーとして、毎週1回、出張PC講座の講師として通っておるのです。その時にこのポスターを目にし、先方のスタッフの方にお話を伺って興味を持った次第であります。そして、当日。



たまたま空いていた土曜の昼下がり、ぽかぽか陽気につられて、気が付いたら足が勝手に(?)向かっておりました。開演20分前に到着したのですが、既に前方の席は埋まっておりました。とりあえず後方の席を確保し、開演時間までコーヒー片手にパンフレットを読んでおりました。なんと、コーヒー一杯210ですよ。しかもミニクッキーとお代わり1杯ついてきます。コンビニよりお得ですよ(さりげなくヨイショ)。


開演時間丁度に、センター長の紹介で本日の公演者が入場。まだお若いのに実に堂々としています。そして歌い始めると….その美声に酔いしれてしまいました。曲と曲の合間にすするコーヒーのなんとおいしいことか。良い音楽にはおいしいコーヒーが似合いますね(それとなくヨイショ)。休憩を挟んで前半は日本の歌曲(歌謡曲ではありませんよ)、後半はイタリアの歌曲。ピアノのソロも前後半に各1曲入って、あっ言う間の1時間半でした。後半に歌った「帰れソレントへ」、何となく記憶にあります。高校の音楽の時間に原語で歌わされた苦い思い出が。なんとなくですが、覚えているもんなんですね。パァ~っと当時の授業風景が蘇ってきました。



最後は参加者全員で「ふるさと」を合唱。シェーン相模大野での活動に加えてプライベートでも何かと忙しく慌ただしかった一週間。溜まった疲れが一気に吹き飛び、清々しい気持ちで家路に着いたのであります。



次回のミニコンサートは6月中旬頃を予定しているそうです。ご興味のある方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?(とどめのヨイショ)









2019年2月7日木曜日


 みなさんはフェルメール(Vermer)をご存知ですか?17世紀のオランダ
真珠の耳飾りの少女
絵画を代表する作家のひとりなのです。「真珠の耳飾りの少女」という彼の作品は、タイトルは知らなくても見覚えくらいはあるのではないでしょうか。真珠の光沢感や憂いを含んだ瞳など、絵の具を使ってリアリティ溢れる色彩を生み出し、人を惹きつけて止まない彼の作品は多くの日本人を虜にしています。また、彼の真作(と言われている)作品は世界中でたったの35点しか存在しないというのも、彼の作品に引き込まれる要因かもしれませんね。

 そんな数少ない彼の作品のうち、なんと8点が、このたび日本にやって来たのです。わたくし、節分の日の午後、それらに会いに、上野の森美術館(東京都台東区)へ行って参りました。人気作家の展示会、また展示最終日ということもあってか、チケットは全時間帯でSold Out(売切れ)。危うく見逃してしまう所でした。予約でチケットを購入した人も、30分以上も列に並ぶことに。ですが、障害者手帳という黄門様の印籠を提示することで、優先的に入場させてもらえました。ありがたいことです。


展示場は1~6のブロックに分けられています。ブロック1~5はフェルメールと同時代のオランダの画家の作品約40点が、ブロック6にはフェルメールの作品だけが展示されていました。特に導線は作られていませんでしたので、各自が自由に作品を見て行ってよいのですが、時代背景や主催者の意図をくみ取りたくて、順番に見て回りました。ブロック1~5を見るのに約1時間半、一つの作品を見るのに大体2~3分ほどかかった計算になりますね。

そして、休憩を挟まずに一気にブロック6へ。ここの8点を見るだけで更に1時間半を要しました。こちらは一作品につき10分の計算ですね。今展示会のメイン作品群だけあって、それぞれの作品の前には多くの人だかりができていて、また、なるべく長く目に焼き付けようとしていますので、仕方のないことではありますが...。
さすがに3時間以上立ちっぱなしは、少々足腰にきましたね。

フェルメール展展示作品一覧

わたくし、今回やって来たフェルメール作品のうち、国内の展示会や海外の美術館で、既に7点は眼にしていたのでした。そして、改めてチェックしたところ、トータル18点目の作品を眼にしたことになるのです。約半分ですよ。死ぬまでに是非残りの作品も鑑賞して、全作品コンプリートしたいなぁ、と思っております。

2019年2月5日火曜日

障害者選考試験



TVや新聞等でご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、去る23()に、平成30年度 国家公務員障害者選考試験が全国主要9都市で行われました。採用予定枠675人に対して応募総数が8712人、約13倍という超高い競争率です。わたくし、この狭き門にチャレンジして参りましたので、今日はそのことについて書いていこうと思っております。


受験票
全てのきっかけは、某省の職員数に対する障害者率の水増し問題。この問題を解決するために用意されたのが、この選考試験というわけです。ちょうど同じころに就職に向けて動き始めたわたくしにとってはグッドタイミング、他の就職活動を保留してこちらにチャレンジすることにしたのです。実施要項が発表からわずか2か月足らずで1次試験が実施されるというあわただしさです。試験内容の詳細は割愛しますが、高卒程度の教養を問う多肢選択式(30)と作文の2種類です。どう考えても高校3年間の学習内容をたった2か月で復習するなんて所詮無理な話です。ですから、わたくし、試験対策として推理や判断といった経験則が通ずる分野の教養と作文に注力しました。それでも、準備不足は歪めません。特に作文は、直前になってスタッフの方に添削をお願いし、ギリギリまでアドバイスを貰うという、まさに綱渡り状態で臨むことになったのです。

会場案内板

さて、試験当日。1次試験の会場は「ベルサール東京日本橋」というイベント・会議スペースでした。ここには1,000人以上の受験生が集まっていたようです。受付けを終え、試験室に入いると、必要なものをテーブルの上に出す。それから、一度会場外に出て日本橋まで散歩(片道100mほどですが)して緊張をほぐしてきました。定時前に試験官が入場、ボルテージが徐々に上がっていきます。試験を受けるにあたっての注意(ありきたりのことですが)説明を聞き、解答用紙に必要事項を記入し、問題用紙が配られ、それからしばしの静寂。緊張のピークを迎えたわたくし、じっと目を閉じ深呼吸して気を落ち着けます。「はじめ」の合図で、わたくし、集中力ONのスイッチを入れます。ここからは一心不乱に問題を解いていきましたよ。そしてけたたましいベルの音と共に試験終了。どっと疲れがでました。

試験冊子(作文・基礎能力)
試験室で昼食を摂った後、再び緊張をほぐすべく外出し、隣の高島屋日本橋店や丸善に立ち寄ってきました。丸善はわたくしの憩いの場、思わず作文試験の時間に遅れそうになるくらい、ゆったりした時間を過ごせました。で、作文試験の開始。試験問題は想定の範囲内でした。直前練習のおかげもあり、緊張せず一気に書き上げることができました。作文用紙を提出し、試験管の「お疲れ様でした」の言葉で一気に集中力が切れました。放心状態とでも申しましょうか、12分はその場を動くことができませんでした。1週間分のエネルギーを使い果たしたような疲労感と、全てを出し切ったという充実感で満たされた2時間半となりました。

さてこのチャレンジの結果は?答えは神のみぞ知る、ということで。