2022年1月17日月曜日

全日本フィギュアスケート選手権2021を見て

 エリーです。今回は2021年12月23日~27日の全日本フィギュアスケート選手権について書きたいと思います。

 まず女子ですが、私は坂本花織選手の演技が印象に残りました。ショートプログラムもフリーもノーミスで、素晴らしい表現力だったと思います。トリプルアクセルなしで優勝できる実力があるところが良いと思います。

 樋口新葉選手と河辺愛菜選手はトリプルアクセルが決まって良かったです。以前はトリプルアクセルが跳べる選手が少なかったのですが、「ずいぶんレベルが上がったなあ」と思います。

 

 男子では、羽生結弦選手のショートプログラムが良かったと思います。曲は「序奏とロンドカプリチオーソ」のピアノバージョンです。「序奏とロンドカプリチオーソ」はもともとヴァイオリンの曲ですが、ピアノ演奏も良いなと思いました。

 演技は、羽生選手が憧れているアメリカのジョニー・ウィアー選手のようで、とても美しかったです。曲と一体になっているような感じがしました。

 心配なのはケガです。羽生選手はケガが治りきっておらず、痛み止めを飲みながらの演技だったらしいのですが、フリーでは4回転半のアクセルジャンプに挑戦されていました。「ネイサン・チェン選手に対抗するために4回転半に挑戦したい」という気持ちも分かりますが、あまり無理しないでほしいです。


 また、宇野昌磨選手の今回の演技は気迫がこもっていて、今までと違うような気がしました。宇野選手は足をケガしていたので、私は心配していました。でも、練習で決まらなかったジャンプが本番では決まっていて、「やはり宇野選手は本番に強いな」と思いました。

 ショートプログラムの「オーボエ協奏曲」は美しい演技で、特に冒頭が良かったです。宇野選手は、ショートプログラムの曲で「マイケルジャクソンメドレー」と「オーボエ協奏曲」の2種類が用意されていたそうです。そして、どちらを演技するか迷った結果「オーボエ協奏曲」に決めたそうです。

 私はアイスショーの中継で両方の演技を見たことがありますが、「マイケルジャクソンメドレー」はかっこよく、「オーボエ協奏曲」は美しい感じで、両方ともそれぞれ良さがあって、私にはどちらが良いか決められません。宇野選手だけ2つショートプログラムをやってほしいくらいです。

 フリーの「ボレロ」もかっこいいと思います。「ボレロ」はNHK杯の時よりも上手になっていて、表現力が良くなっていました。宇野選手はだんだん上手くなるのが特徴なので、北京オリンピックの頃にはもっと良くなっているのではないかと期待しています。

 あと、宇野選手は他の選手全員の演技と点数を見ていて、「自分がどんな演技をしたらどこにいくか」ということが何となく分かるそうです。他の人の演技を見てもプレッシャーにならず、逆にモチベーションにつながるそうです。「余裕がないので、他の人の演技は見ない」という選手もいっぱいいるので、宇野選手はとても冷静だと思います。

 

 アイスダンスも見ました。高橋大輔選手・村元哉中選手のリズムダンスの「ソーラン節」はとても良かったのですが、途中で転倒してしまいました。私は応援していたので、北京オリンピックの代表に選ばれなかったのが残念でした。でも、小松原美里選手・小松原尊選手もとても良かったので頑張ってほしいです。


 女子では私が応援していた坂本花織選手と河辺愛菜選手が北京オリンピック代表に選ばれて良かったです。

 2月の北京オリンピックが楽しみです。代表に選ばれた選手は、ケガやコロナにも気を付けて頑張ってほしいと思います。