2019年1月4日金曜日

あけましておめでとうございます

平成最後のお正月、皆さまはどのように過ごされましたか?
わたくし、例年通り、初日の出を拝んで初詣に行ってまいりました。

初詣でといえば、ご近所の神社か、明治神宮や川崎大師のように大勢の参拝客で賑わう神社にお参りするのが一般的だと思いますが、わたくしの故郷(福岡)では3つの神社に詣でる「三社参り」が常識なのです。ですので、わたくし、故郷を遠く離れているとはいえ古くからの慣習にならい、3つの神社へ参拝してまいりました。


江島神社 朱の鳥居下より



まずは一つ目。
相模湾に浮かぶ江の島にある江島神社です。ここは日本三大弁財天のひとつ(あとの二つは安芸の宮島、近江の竹生島)で。幸福・財を招き、芸上達の功徳を持つ弁財天(弁天様)をお祀りしております。こちらにはまだ日も明けやらぬ午前5時に到着。日の出前の一番寒い時間帯にも係わらず、大勢の方々が参拝されています。わたくしも、参道の長い階段を、息を切らしながら登りきり、無事お参りを済ませました。








鶴岡八幡宮 大階段下より

二つ目は鶴岡八幡宮。
ここは言わずと知れた源氏の氏神様をお祀りしております。源頼朝が興したこと、また武芸の神様として有名ですね。江の島から江ノ電に揺られて約30分で鎌倉に到着。のんびりと段葛を歩くこと10分、三の鳥居をくぐった辺りから急に人混みが増えだし、再興中の大銀杏前では入場規制が敷かれておりました。本殿に辿り着くまで更に30分ほど要したでしょうか。こちらではしっかり必勝祈願をしてまいりました。




報徳二宮神社 一の鳥居前より


最後の三つ目は報徳二宮神社。
こちらは二宮尊徳(幼名金次郎)をお祀りしております。家から歩いて10分で行ける、ありがたい神社です。


1年の始まりは、3か所の神社でそれぞれ違う3つのこと(贅沢ですか?)を誓って~神頼みではありますが自分の頑張りが主体ですので「お願い」という言葉は違うのかなぁと~まいりました。すべてが成就すると….。そうなるように頑張ります。




そして、時間軸は前後しますが、初日の出の方も。
6時30分頃
6時15分頃
わたくし、ここ10年ほど江の島海岸(東浜)から初日の出を拝んでおります。今年は「太平洋側は天気もよく初日の出を拝むことができます」という天気予報とは裏腹に、東南の低い所に分厚い雲がかかっており、もしかしたら日の出は拝めないかも、と心配しておりました。午前6時を過ぎた辺りから空が白み始め、日の出時刻である650分が近づくにつれ空の色が少しずつ変化していくこの醍醐味は、その場に居た人にしか味わえないものだと思います。


日の出の時刻になり、1分が過ぎ、2分が過ぎ。既に太陽は昇り始めているはずですが、厚い雲のおかげで見ることができません。ところが



6時55分になろうとする頃。幸運にも低い位置にあった雲が流されていった後にできたわずかな隙間から、ようやく拝顔できました。周囲から聞こえてくる歓声に、新しい年が始まったんだなぁとしみじみと感じさせられました。