2019年2月5日火曜日

障害者選考試験



TVや新聞等でご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、去る23()に、平成30年度 国家公務員障害者選考試験が全国主要9都市で行われました。採用予定枠675人に対して応募総数が8712人、約13倍という超高い競争率です。わたくし、この狭き門にチャレンジして参りましたので、今日はそのことについて書いていこうと思っております。


受験票
全てのきっかけは、某省の職員数に対する障害者率の水増し問題。この問題を解決するために用意されたのが、この選考試験というわけです。ちょうど同じころに就職に向けて動き始めたわたくしにとってはグッドタイミング、他の就職活動を保留してこちらにチャレンジすることにしたのです。実施要項が発表からわずか2か月足らずで1次試験が実施されるというあわただしさです。試験内容の詳細は割愛しますが、高卒程度の教養を問う多肢選択式(30)と作文の2種類です。どう考えても高校3年間の学習内容をたった2か月で復習するなんて所詮無理な話です。ですから、わたくし、試験対策として推理や判断といった経験則が通ずる分野の教養と作文に注力しました。それでも、準備不足は歪めません。特に作文は、直前になってスタッフの方に添削をお願いし、ギリギリまでアドバイスを貰うという、まさに綱渡り状態で臨むことになったのです。

会場案内板

さて、試験当日。1次試験の会場は「ベルサール東京日本橋」というイベント・会議スペースでした。ここには1,000人以上の受験生が集まっていたようです。受付けを終え、試験室に入いると、必要なものをテーブルの上に出す。それから、一度会場外に出て日本橋まで散歩(片道100mほどですが)して緊張をほぐしてきました。定時前に試験官が入場、ボルテージが徐々に上がっていきます。試験を受けるにあたっての注意(ありきたりのことですが)説明を聞き、解答用紙に必要事項を記入し、問題用紙が配られ、それからしばしの静寂。緊張のピークを迎えたわたくし、じっと目を閉じ深呼吸して気を落ち着けます。「はじめ」の合図で、わたくし、集中力ONのスイッチを入れます。ここからは一心不乱に問題を解いていきましたよ。そしてけたたましいベルの音と共に試験終了。どっと疲れがでました。

試験冊子(作文・基礎能力)
試験室で昼食を摂った後、再び緊張をほぐすべく外出し、隣の高島屋日本橋店や丸善に立ち寄ってきました。丸善はわたくしの憩いの場、思わず作文試験の時間に遅れそうになるくらい、ゆったりした時間を過ごせました。で、作文試験の開始。試験問題は想定の範囲内でした。直前練習のおかげもあり、緊張せず一気に書き上げることができました。作文用紙を提出し、試験管の「お疲れ様でした」の言葉で一気に集中力が切れました。放心状態とでも申しましょうか、12分はその場を動くことができませんでした。1週間分のエネルギーを使い果たしたような疲労感と、全てを出し切ったという充実感で満たされた2時間半となりました。

さてこのチャレンジの結果は?答えは神のみぞ知る、ということで。