2019年2月7日木曜日


 みなさんはフェルメール(Vermer)をご存知ですか?17世紀のオランダ
真珠の耳飾りの少女
絵画を代表する作家のひとりなのです。「真珠の耳飾りの少女」という彼の作品は、タイトルは知らなくても見覚えくらいはあるのではないでしょうか。真珠の光沢感や憂いを含んだ瞳など、絵の具を使ってリアリティ溢れる色彩を生み出し、人を惹きつけて止まない彼の作品は多くの日本人を虜にしています。また、彼の真作(と言われている)作品は世界中でたったの35点しか存在しないというのも、彼の作品に引き込まれる要因かもしれませんね。

 そんな数少ない彼の作品のうち、なんと8点が、このたび日本にやって来たのです。わたくし、節分の日の午後、それらに会いに、上野の森美術館(東京都台東区)へ行って参りました。人気作家の展示会、また展示最終日ということもあってか、チケットは全時間帯でSold Out(売切れ)。危うく見逃してしまう所でした。予約でチケットを購入した人も、30分以上も列に並ぶことに。ですが、障害者手帳という黄門様の印籠を提示することで、優先的に入場させてもらえました。ありがたいことです。


展示場は1~6のブロックに分けられています。ブロック1~5はフェルメールと同時代のオランダの画家の作品約40点が、ブロック6にはフェルメールの作品だけが展示されていました。特に導線は作られていませんでしたので、各自が自由に作品を見て行ってよいのですが、時代背景や主催者の意図をくみ取りたくて、順番に見て回りました。ブロック1~5を見るのに約1時間半、一つの作品を見るのに大体2~3分ほどかかった計算になりますね。

そして、休憩を挟まずに一気にブロック6へ。ここの8点を見るだけで更に1時間半を要しました。こちらは一作品につき10分の計算ですね。今展示会のメイン作品群だけあって、それぞれの作品の前には多くの人だかりができていて、また、なるべく長く目に焼き付けようとしていますので、仕方のないことではありますが...。
さすがに3時間以上立ちっぱなしは、少々足腰にきましたね。

フェルメール展展示作品一覧

わたくし、今回やって来たフェルメール作品のうち、国内の展示会や海外の美術館で、既に7点は眼にしていたのでした。そして、改めてチェックしたところ、トータル18点目の作品を眼にしたことになるのです。約半分ですよ。死ぬまでに是非残りの作品も鑑賞して、全作品コンプリートしたいなぁ、と思っております。