エリーです。今回は私の好きなCDについて書きたいと思います。去年の12月7日のアレクサンドル・タローさんのピアノ・リサイタルがとても良かったので、他のCDも気になって買ってみました。(この時のことはアレクサンドル・タローさんのピアノ・リサイタルというブログに書いています。)
今回買ったのは、「Journal Intime-Chopin Works」/Alexandre Tharaudというショパンの曲のアルバムです。
まず、このアルバムはマズルカから始まります。私は普段マズルカをあまり聴かないのですが、マズルカOp.63-3や、Op.68-2などリズム感が良くて聴いていて楽しいです。
バラード第1番もリズム感が良くて、こんな素晴らしいバラードは聴いたことがありません。名演だと思います。
5曲目の幻想曲Op.49も良い曲でした。
ノクターン20番は、一音一音響きを考えながら丁寧に弾いている感じが伝わってきます。短調の悲しい曲で、涙がこぼれ落ちているようなピアノの音色です。ため息が出るほど美しく、「私が探していたのはこんな演奏なのだ」と思いました。
アレクサンドル・タローさんの良いところは、短調の曲で悲しさや嘆きがきちんと伝わってくるところだと思います。心に直接訴えかけるものがあるのです。ただピアノが上手いだけではなく、演奏に人を惹きつける魅力があると感じました。本当に「ピアノの詩人」だと思います。天才としか言いようがありません。
私も今ピアノを習っていますが、重音でつまずいています。重音になると音が繋がらないし、2つの音を同時に出した時に2つの音の音量をそれぞれ変えるというのが難しいのです。アップライトピアノではなく、鍵盤の軽い電子ピアノなので練習しづらい面があります。でも、アップライトピアノを持っていたとしてもできるようになるとは限らないので、「やはりピアノは難しいな」と思います。最近はピアノの練習よりもCDを聴くことに夢中になっていますし、編み物なども忙しくて毎日練習できないせいもあると思います。でも、こうしてCDを聴くのはピアノを弾く時の参考になりますし、モチベーションにもつながります。
今回のこのショパンのアルバムの演奏が素晴らしかったので、私は他にもアレクサンドル・タローさんのCDを買いたいと思っています。
アレクサンドル・タローさんのショパンの演奏に興味がある方は、バラード第1番と、ノクターン20番がお勧めです。ぜひYouTubeで聴いてみて下さいね。