エリーです。今回は私の好きなサウンドノベルについて書きます。
サウンドノベルとは、小説を読みながら進めていくゲームです。ゲームの画面が実写の写真になっていて、その上に文章が出てきます。ドラマを読んでいるような感じです。ゲーム中に選択肢が出てきて、その選択によって主人公の運命が変わります。
サウンドノベルの中で特に好きなのは、チュンソフトの「街~運命の交差点~」と、スパイクチュンソフトの「428 封鎖された渋谷で」です。
「街~運命の交差点~」は、原作者が長坂秀佳さんです。20年以上前のゲームですが、とても面白いです。
このゲームは主人公が8人いて、それぞれにシナリオがあります。主人公の選んだ選択肢が、他の主人公に影響を与えることがあります。また、一人の主人公から他の主人公に話の途中で移ることができるシステムになっていて、それがとても絶妙なのです。
その中で私の好きな主人公のシナリオは、「雨宮桂馬」の「オタク刑事走る!」です。ゲームオタクの刑事さんの話です。あまり書くとネタバレになるので、これ以上は書けません。
「428 封鎖された渋谷で」は、主人公の一人である「加納慎也」が誘拐事件の捜査をするところから物語が始まります。とても面白くて、先がどうなるか気になります。自分の選択で誘拐事件が解決できるかどうか決まるのです。
この刑事さんの話も好きですが、私は熱血フリーライターの「御法川実」の話が好きです。「御法川実」は多額の借金がある出版社の社長を助けるため、渋谷で取材をして記事を書くことに奔走します。記事を書く間いろんな人との出会いがあり、それがとても面白いのです。
この話は、シナリオライターの北島行徳さんが新聞記者だった頃の体験をベースにしたものだそうで、ライターの気持ちが分かるからこそ書ける文章なのではないかと思いました。読んでいてとても情熱を感じますし、文章力があると思います。
ここで紹介したサウンドノベルはとても面白いのですが、売れ行きがあまり良くないそうです。活字離れが影響しているのでしょうか。売れてないなんてもったいないと思います。
でも、サウンドノベルをやっていると普通のゲームより目が疲れやすいというのも確かです。面白くてやめられないため、ついつい長時間やってしまいますが、1日1時間と決めてやった方が良いです。
「街~運命の交差点~」はプレイステーション2か、3。「428 封鎖された渋谷で」はプレイステーション3か、4で遊べます。面白そうと思った方はぜひやってみて下さいね。