2020年8月6日木曜日

森林について(前編)

 エリーです。私は山仕事のボランティア活動を始めて、今年で27年になります。短大生の時に始めました。神奈川トラストみどり財団と、山仕事のサークル活動の2つです。
私は山の緑が好きです。家の周りでコンクリートに囲まれていると幻滅してしまいますが、緑を見るときれいですし、心の安らぎを感じます。
 
 森林のことをあまり知らない人も多いと思うので、まず森林のはたらきについて説明したいと思います。
 森林は酸素を作り、二酸化炭素を吸収します。今空気中の二酸化炭素が増えて、地球が温暖化しているので、森林は大切です。
 また、森林は雨水を蓄える力があります。少しずつ時間をかけて流すので、洪水を防ぐ効果があります。森林には落ち葉や下草や木の根っこなどがあるので、雨の時に山崩れを防ぎます。 
 また、森林の土壌を通った水は雨水に比べて、人体に害のある物質が減ります。有害なリンや窒素が減り、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが増えるのです。

 次に森林の手入れについてです。山仕事にはいろいろな作業があります。
まず、「下草刈り」という夏に雑草を刈る作業があります。除草剤を使わないようにします。あと、「間伐」という形の悪い木を切り倒す作業、「枝打ち」という良質な木材生産のために枝を切り落とす作業もあります。「除伐」は育ちの悪い木や、育てたい木以外の木を切る作業です。
 私が特に好きなのは枝打ちと間伐の作業です。やっていると楽しくて時間を忘れてしまいます。
こんな風に竹と竹の間に引っ掛けるようにして積み重ねると、土砂崩れの防止になる。
 
 山に行って良いことは仲間と一緒で楽しいことと、タケノコ掘りイベントがあって無料でタケノコがもらえることなどです。いつも緑がきれいだなと思いながら作業しています。森林浴ができて体にも良いです。
(前編終わり。後編に続く)