2026年1月16日金曜日

ウクライナ国立バレエ「ジゼル」を鑑賞して

 エリーです。2025年の12月27日土曜日にウクライナ国立バレエの「ジゼル」を見に行きました。場所は上野の東京文化会館です。17時半からの開演でした。 

 席は3階の左側のバルコニー席です。チケット代は11000円でした。ちょっとチケット代が高かったですが、いつも5階席だからたまには良い席を取ろうと思ったのです。初めて3階席を取ってうれしかったです。舞台からすぐ近くて、すごく見やすい席でした。


 「ジゼル」の登場人物は、踊り好きな村娘のジゼルと、青年アルブレヒトと、森番のハンスと、アルブレヒトの婚約者バチルドです。第2幕では、森の精霊ウィリの女王ミルタも登場します。


 あらすじです。

 第1幕 

 村娘ジゼルは青年アルブレヒトに恋をしていました。アルブレヒトは実は伯爵ですが、身分を隠して農民に変装していました。ジゼルとアルブレヒトは、身分違いの恋愛だったのです。ジゼルに片思いをするハンスは、アルブレヒトが身分を隠していることをジゼルに伝えますが、ジゼルは耳を貸そうとしません。

 収穫祭の時、ハンスは皆の前でアルブレヒトの偽りを訴えます。それをジゼルはまだ信じようとしません。しかし、そこでバチルドはアルブレヒトと婚約していることをジゼルに告げるのです。思いもよらないことを知らされて、ジゼルは正気を失い息絶えてしまいます。

 第2幕 

 森の沼のほとりの墓場は、結婚を前に亡くなった処女の精霊ウィリ達の集まる場所です。ウィリ達は毎晩墓場から抜け出して踊り狂い、通りかかった若い男を死ぬまで踊らせていました。亡くなったジゼルもウィリとなっていました。

 ハンスはジゼルの墓に許しを請いにやってきます。しかし、ウィリ達に追い立てられます。ウィリの女王ミルタはハンスを冷たく突き放し、湖に突き落とします。

 後悔に苛まれたアルブレヒトも、ジゼルの墓へやってきます。そして、アルブレヒトは亡霊となったジゼルと再会します。そこで、女王ミルタはアルブレヒトも死に追いやろうとします。でも、ジゼルはアルブレヒトを許す決心をして、アルブレヒトを守るように立ちはだかります。しかし、疲れ果てたアルブレヒトはジゼルの墓の前で息絶えるのです。そして、アルブレヒトとジゼルは天国でようやく永遠に結ばれます。


 ウクライナ国立バレエの「ジゼル」ではこういうあらすじですが、原作ではジゼルの深い愛によってアルブレヒトは命を救われます。そして、ジゼルは再び墓の中へ戻り、アルブレヒトと永遠に別れます。

 ウクライナ国立バレエは原作とは少し違っていましたが、こういう解釈も良いと思います。


 音楽はウクライナ国立歌劇場管弦楽団の生演奏でした。リズム感があり、上手だったと思います。

 アルブレヒト役のリース・クラークさんは、踊りやポーズが王子様っぽくて良かったです。特に、マントを翻す姿がかっこよくて見とれてしまいました。

 しかし、第2幕が始まる前にアルブレヒト役のリース・クラークさんが体調不良で降板してしまいました。第2幕も期待していたので、とても残念に思いました。

 代わりのアルブレヒト役の方は、リース・クラークさんほど王子様っぽくはなかったですが、踊りにキレがあって演技が上手かったです。

 ジゼル役のクリスティーン・シェフチェンコさんは、おしとやかでリズム感がありました。特に第2幕の踊りが良かったと思います。ジゼルの白と青の衣装が可愛かったです。クリスティーン・シェフチェンコさんはアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルの方ですが、ウクライナ出身だそうです。

 第2幕のコールド・バレエ(群舞)は、リズム感があって良かったです。


 下の写真はウクライナ国立バレエの来場者限定のステッカーです。きれいだと思います。

 

 帰りは中央線が人身事故で運転見合わせになり、山手線で帰りました。行く時に事故があったら時間に間に合わないところでした。今回はアルブレヒト役の方の体調不良がありましたし、ちょっとトラブルが多かったかなと思います。でも、バレエを楽しめたので良かったです。

 今、ウクライナはロシアと戦争しています。 「ジゼル」というバレエは、もともとは悲劇なのですが、ウクライナ国立バレエの「ジゼル」のようにハッピーエンドで終わってほしいと思います。