2021年8月23日月曜日

私の好きなオリンピック競技

 エリーです。東京オリンピックが開催されました。今回は時差がないのでテレビが見やすくて良かったです。私は、オリンピックの競技の中では新体操やアーティスティックスイミングが好きです。芸術系の競技が好きなのです。

 今回のオリンピックはまず、女子の体操を見ました。日本の村上茉愛選手はゆかが得意で、種目別のゆかに出場していました。女子のゆかは音楽に合わせて演技するのですが、村上茉愛選手はダンスが上手くてキビキビとした演技で、私はとても好きです。体の動きが音楽に合っていて表現力があると思いました。最初の2回宙返り2回ひねりのH難度のシリバスも高くてすごかったです。着地もきれいに決まっていました。私は前回のオリンピックの時から「この子良いな。絶対才能あるんじゃないかな。」と思っていましたので、銅メダルが決まった時はとてもうれしかったです。

 私は、女子の体操で有名なアメリカのバイルズ選手の演技を楽しみにしていましたが、メンタルヘルスの問題で欠場してしまって、出場したのは種目別平均台の演技だけとなりました。私はバイルズ選手の演技が見たかったので、種目別平均台も見ました。わずか10cmの平均台でもぐらつかない演技でとても良かったです。バイルズ選手は銅メダルを獲得していました。


 アーティスティックスイミングは、デュエットとチームの両方を見ました。この中で私が良いなと思ったのはスペインの演技です。体の動きが音楽に合っていて表現力があり、かっこよかったです。スペインは、順位は低かったですが私は好きです。日本のチームの演技は後半が良かったです。日本は4位で残念でした。


 新体操の個人総合の予選では、大岩千未来選手がフープで優雅で美しい演技でしたが、ミスが続いて決勝に進めなくて残念でした。喜田純鈴選手も11位で惜しくも決勝に進めなかったです。また、スロベニアのエカテリーナ・ベデネーバ選手は、フープで手足をしっかり伸ばした優雅で美しい演技で良かったです。私の好きなリベルタンゴの曲に合わせていました。芸術系の競技を見ながら好きな音楽が聴けるのは、とても贅沢なことだと思います。


 新体操の個人総合で有名なのはロシアのアベリナ姉妹です。お姉さんのアリーナ・アベリナ選手と妹のディナ・アベリナ選手で、双子なのです。私は予選のアリーナ・アベリナ選手のリボンの演技が良いと思いました。音楽も選曲もとても良くて、「ロシアはクラシックの演奏も上手いのかな。」と思いました。(誰の演奏なのかはわかりませんが…)

 予選は妹のディナ・アベリナ選手が1位で、姉のアリーナ・アベリナ選手が2位でした。しかし、決勝は波乱の展開になりました。アリーナ・アベリナ選手のリボンの演技中、リボンに結び目ができてしまったのです。演技途中でリボンに結び目ができると、その後の演技が0点になってしまうというルールがあります。そのせいで19点しか取れませんでした。リボンは同じ場所で演技していると結び目ができやすいそうで、とても難しい競技と言われています。アリーナ・アベリナ選手は普通に演技していればメダルが取れるはずだったのに、本当にかわいそうでした。予選が良かったのでメダルを獲得してほしかったのですが、4位で残念でした。

 妹のディナ・アベリナ選手は特に失敗したわけではないですが、銀メダルでした。あと、ブルガリアのボリャナ・カレイン選手はクラブの使い方が巧みで、音楽にもよく合っていて良かったです。


 「新体操は採点基準が変わり、以前とは全然違う競技になってしまいました。」という解説がありました。短い時間に技をいっぱい入れないと勝てない採点になり、表現力を得意とする選手が不利になるようになってしまったのです。私は以前のほうが見て面白かったような気がします。技をいっぱい入れないといけない分、音楽に合わせるのが難しくなったのかなと思います。

 新体操の団体の決勝も見ました。その中で団体のイタリアはフープとクラブで美しい演技をして、音楽にもよく合っていたので良かったです。

 ベラルーシは、予選のボールでミスを連発して、演技が続けられず立ち尽くす場面がありました。採点基準が変わり、「技の終わりが次の技の始まり」ということにしてどの国も技をいっぱい入れるようになりました。そうすると途中で失敗した時になかなか取り戻せないのです。でも、ベラルーシの決勝はとても良かったです。

 日本のフェアリージャパンはミスが続いて残念でした。


今回の東京オリンピックは見ていてとても良かったので、次のオリンピックも楽しみです。