エリーです。今回はテレビで世界フィギュアスケート選手権2025を観たので、感想を書きたいと思います。
女子では、アメリカのイザボー・レヴィト選手のフリー「愛の夢」が心に残りました。優雅で美しく可愛い演技でした。
千葉百音選手のショートプログラムは明るい感じの演技でした。エキシビションも美しくて素晴らしかったです。
坂本花織選手はショートプログラムで失敗してしまいました。最後の「コンビネーションジャンプ」が2回転3回転になってしまったのです。
ショートプログラムは「アクセルジャンプ」と、「単独ジャンプ」と、「コンビネーションジャンプ」の3種類のジャンプがあり、跳ぶ順番は自由です。でも、最後のジャンプの点数は1.1倍になります。プログラムの最後は疲れてくるので、ジャンプを跳ぶのが難しくなってくるからだと思います。
「コンビネーションジャンプ」は他のジャンプに比べて点数が高いので、それを1.1倍にすると、他のジャンプを最後に跳ぶよりも点数が高くなるのです。高得点を取るための戦略だったのですが、今回はうまくいかなかったようです。
ショートプログラムでは、最初のジャンプをコンビネーションにする選手が多いです。それは最初のジャンプで転倒してコンビネーションにできなかった時に、その次のジャンプをコンビネーションにすれば修正できるからです。
しかし、プログラムの最後に「コンビネーションジャンプ」を持ってくると、失敗した時に修正することができません。ですので、プログラムの最後に「コンビネーションジャンプ」を持ってくるのは勇気のいることです。
今回、坂本選手の最終順位は2位でした。でも、坂本選手のことだから来年のオリンピックでは頑張ってくれると思います。
男子では、佐藤駿選手のショートプログラムの「ラヴェンダーの咲く庭で」が好きです。4回転ルッツが成功して良かったと思います。表現力が全日本選手権の時より良くなっていて、ジャンプもきれいでした。
韓国のチャ・ジュン・ファン選手のフリーは、演技が始まる最初のポーズから決まっていて「とにかくかっこいい」の一言に尽きます。表彰台に乗れなかったのが残念です。
テレビではチャ・ジュン・ファン選手のショートプログラムの放送がなかったのでYouTubeで観ました。スマホだと画面が小さいので、ショートプログラムもテレビで放送してほしかったです。
フランスのケビン・エイモズ選手もとても良かったと思いました。振付はエイモズ選手自身でしているそうです。独創的で変化があり、最初から最後まで観ていて面白い振付だと思いました。去年は調子が悪くて世界選手権に出場できなかったようですが、今年は5位だったので良かったです。
来年はオリンピックなのでとても楽しみです。選手のケガがなければ良いと思います。